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熱帯性スイレンの概要

 

熱帯性スイレンとは

熱帯性スイレンとは
 
スイレンは、スイレン科・スイレン属Nymphaeaceae Nymphaeaに属する水生植物(多年草)です。本来の名前(学名)は、ニムファエア(Nymphaea)です。語源は、ギリシャ神話の「精霊」=ニンフ(Nymph)からきています。英名は、ウォターリリー(Waterlily)です。

園芸上のスイレンは、熱帯性スイレンと耐寒性スイレンに大別されます。熱帯性スイレンは、アフリカや東南アジアなどの熱帯地域に自生するスイレン、一方、耐寒性スイレンは、ヨーロッパ、北アメリカなどの温帯地域やメキシコ周辺の亜熱帯地域に自生するスイレンをルーツとします。日本にも、耐寒性スイレンの原種が1種類(ヒツジグサ)だけ自生しています。

その呼び名の通り、熱帯性スイレンは耐寒性に乏しく、冬越しが必要ですが、耐寒性スイレンは、屋外での越冬が可能です。

ここでは、花色が紫、青、ピンク、白、黄など、バラエティーに富み、長期間(7月~10月)絶え間なく咲き続けてくれ、更に、豊潤な香りがとても魅力的な熱帯性スイレンを中心に説明します。

 

熱帯性スイレンの分類

熱帯性スイレンの分類
 
 熱帯性スイレンには、昼咲き種と夜咲き種とがあり、昼咲き種は更に、ムカゴ種と一般種(夜咲き種、ムカゴ種以外)に分類されます。
  

 

改良親

特徴

一般種

南アフリカに自生するカペンシス(N.capensis)、コロラタ(.colorata)、オバリフォリア(N.ovalifolia)、カエルレア(N.caerulea)など

昼咲き種

日照時間は長め(5時間以上)が良い

花色にバリエーション有り

八重咲き品種有り

球根で冬越しする

球根で増殖する

ムカゴ種

西アフリカなどに自生するミクランタ(N.micrantha)など

昼咲き種

葉の中央部にムカゴ

生育旺盛

小さめのスイレン鉢でも育てやすい

球根で冬越しする

球根及びムカゴで増殖する

夜咲き種

アフリカ北部に自生するロツス(N.lotus)と南アジアなどに自生するプベスケンス(N.pubescens)の掛け合わせ

夜咲き種(午後8時~午前10時)

日照が弱め(半日陰)でも開花し易い

花色は白、ピンク、赤などと少ない

ランナーがでる

広い環境が必要で葉は水面に浮かす

球根で冬越しする

球根及びランナーで増殖する

 

スイレンの原種

スイレンの原種
 
ニムファエア・カペンシス(Nymphaea capensis)
熱帯性スイレン・一般種 
ニムファエア・カペンシス
(Nymphaea capensis)
南アフリカなどに分布
 
ニムファエア・コロラタ(Nymphaea colorata)
 熱帯性スイレン・一般種
ニムファエア・コロラタ
(Nymphaea colorata)
東アフリカ・タンザニアに分布
 
ニムファエア・ミクランタ(Nymphaea micrantha)
 熱帯性スイレン・ムカゴ種
ニムファエア・ミクランタ
(Nymphaea micrantha)
西アフリカなどに分布
 
ニムファエア・ロツス(Nymphaea lotus)
 熱帯性スイレン・夜咲き種
ニムファエア・ロツス
(Nymphaea lotus)
別名「ナイルの花嫁」
エジプトから東~南
アフリカまで広域に分布
 
ニムファエア・ヒツジグサ(Nymphaea pygmaea)
 耐寒性スイレン
ニムファエア・ヒツジグサ
(Nymphaea pygmaea)
日本に分布
 
ニムファエア・メキシカナ(Nymphaea mexicana)
耐寒性スイレン
ニムファエア・メキシカナ
(Nymphaea mexicana)
メキシコ周辺に分布
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