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クレマチスの概要

 

①クレマチスとは

①クレマチスとは
 
クレマチスは、クリスマスローズと同じキンポウゲ科に属する多年草です。本来の名前(学名)は、そのままクレマチス(Clematis)です。クレマチスの語源は、ギリシャ語の「つる」、「巻き上げ」=クレマ(klema)からきています。クレマチスの多くは語源の通りつる性で、一重の平咲きだけでなく、八重咲き、ベル型~壺型など花形も多様で、更に、花色も青系を含めバラエティーに富んでいるため、「つる性植物の女王」と呼ばれ、多くの方々に親しまれています。
 
 
平咲き イブニング(Clematis Evening)
平咲き イブニング
(Clematis Evening)
 
八重咲き 天空(Clematis Tenku)
八重咲き 天空
(Clematis Tenku)
 
壷型 テキセンシス(Clematis texensis)
壷型 テキセンシス
(Clematis texensis)
 

②クレマチスの故郷

②クレマチスの故郷
 
クレマチスの原種は、おおよそ300種に分類され、北半球の温帯地域に広く分布しています。日本にも、カザグルマ、ハンショウヅル、センニンソウなどおおよそ20種が自生しています。
 
 
クレマチス・カザグルマ(Clematis patens)
クレマチス・カザグルマ
(Clematis patens)
 
クレマチス・ハンショウヅル(Clematis japonica)
クレマチス・ハンショウヅル
(Clematis japonica)
 
クレマチス・センニチソウ(Clematis terniflora)
クレマチス・センニチソウ
(Clematis terniflora)
 

③クレマチスの分類

③クレマチスの分類
 
クレマチスは、世界各地に分布する原種を交配して、多くの園芸品種が作られてきました。その為、改良親の原種をグルーピングした「系統」によって分類されています。「系統」によって栽培方法、特に、剪定方法が異なるため、苗を購入する際は、「系統」、或いは「剪定方法」を確認しておくと、その後の栽培がし易いです。但し、「系統」による分類方法だけでなく、「大輪系」、「ベル咲き」など、花形や花の大きさによって分類されることもあるので注意してください。
 
 
●分類表
   
系統 改良親 特徴



アーマンディー系 アーマンディー(C.armandii) 花は一季咲き性だが多花性で芳香性種が多い。つるは5m程度と長い。葉は常緑性で光沢を有す。
アトラゲネ系 アルピナ(C.alpina)
マクロペタラ(C.macropetala)
可憐な下向きの花を咲かせる。
シルホサ系 シルホサ(C.cirrhosa) 花は小~中輪の冬咲き種。オフホワイトが基本で下向きに咲く。花弁に斑が入る品種もある。高さは3m程度。
フォステリー系 ニュージーランド自生種 花は白か緑色で、早春咲き。葉は常緑性でパセリ状。鉢栽培に適す。
早咲き大輪系 パテンス(カザグルマ)
(C.patens)
花は早咲き性で、一重咲きと八重咲きがある。つるは2m程度比較的コンパクト
モンタナ系 モンタナ(C.montana) 花は小輪の一季咲き性だが、多花性で芳香性種や八重咲き種もある。つるは5m程度と長い。耐寒性は高いが、夏の高温多湿は苦手。



インテグフォリア系 インテグフォリア(C.integrifolia) 花は小~中輪で青色系が多い。木立性~半つる性で、支柱を立てる。
テキセンシス系 テキセンシス
(C.texensis)
花は中輪のチューリップ形で多花性種が多い。つるは3~6m程度と長い。耐暑性が高い。
ヴィオルナ系 ヴィオルナ(C.viorna)
テキセンシス(C.texensis)
クリスパ(C.crispa)
フスカ(C.fusca)
ベル型の可愛らしい花を咲かせる。
ヴィチセラ系 ヴィチセラ(C.viticella) 花は小~中輪の四季咲き性で多花性。花形は多様で横~下向きに咲く。高さ3m程度。
フラミュラ系 フラミュラ(C.flammula)
センニチソウ(C.terniflora)
夏場に株を覆うほどの小輪花を咲かせる。花は十文字型で芳香性を有する。
ヴィタルバ系 ビタルバ(C.vitalba)
ボタンヅル(Clematis apiifolia)
夏場に株を覆うほどの小輪花を咲かせる。
ヘラクレイフォリア系 ヘラクレイフォリア
(C.heracleifolia)
クサボタン(C.stans)
花はヒアシンス風でやや芳香を有する。木立性。





遅咲き大輪系 ジャックマニー(C.’Jackmanii’) 花は中輪で多花性種が多い。高さは2~4m程度。
フロリダ(テッセン)系 フロリダ(テッセン)(C.florida) 花は四季咲き性で、個性的な花が多い。
タングチカ系 タングチカ(C.tangutica)
オリエンタリス(C.orientalis)
花は黄色が特徴的で、芳香性種も多い。夏の高温多湿は苦手なので、風通しの良い場所で管理する。
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